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ある春の夜に(全16話)
チョン・ヘインとハン・ジミンが演じる、春の夜に出会った男女が織りなす30代男女のリアルな恋愛ドラマ。
大ヒットした「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」を手掛けたアン・パンソク監督とキム・ウン作家のコンビが描く等身大のヒューマンドラマラブストーリーです。
ある春の夜にのあらすじ
ある春の夜、図書館司書として働くイ・ジョンイン(ハン・ジミン)は、友人宅近くの薬局で薬剤師として働くシングルファーザーのユ・ジホ(チョン・ヘイン)と出会う。
客として薬局に訪れたジョンインに一目惚れをしたジホ、なぜかジホが気になるジョンイン。
ジョンインには、本当に自分のことを愛してくれているのか、満たされない思いを抱えたまま、ずるずると3年間付き合うクォン・ギソク(キム・ジュンハン)という彼がいた。
ギソクから結婚話が持ち上がるも、どこか素直に喜ぶことが出来ないもどかしさを感じるジョンイン。
付き合いが長いから、それだけで結婚の話が出るのか?お互いを必要とし合っているのか?
一方ジホは、薬局で出会ってから気になる存在のジョンインに、これまで抱えたことの無いような恋愛感情を抱く。
ギソクがいるジョンインは、自分に対するジホの感情を何となく感じ取りながらも、ジホのことが気になり始める。ギソクと一緒にいる時には感じないドキドキする感覚。
「私たち、友達になりましょう。」お互いに好印象を抱きつつも、彼氏がいるジョンインには、男性と会って話をすることに後ろめたさを感じる。
友達としてなら、罪悪感も感じず会うことができる、大義名分を作って彼と会おうとするジョンイン。
最初の方は友達になることを承諾したジホも次第にジョンインに対する感情を抑えられなくなる。
そんなジホには、過去の恋人との間に出来た一人息子がいた。
職場から遠いため、普段は実家の両親に子供を預け、できる限り息子の為に生きてきたジホ。
一方ギソクは、結婚の話を持ち出してから自分に対するジョンインの素っ気ない態度に対し、自分にも否があるとは微塵も思わず、ジョンインが他に好きな人が出来たからだと疑い始める。
自分の思いをぶつけるだけで、ジョンインへの配慮や思いやりの無い彼に対し、ジョンインは益々彼から心が離れ、ギソクに対する思いと反比例するかのようにジホに対する思いが強くなる。
細々とクリーニング店を営むジホの両親、叱咤激励しながらも何かあれば必ずジホの見方になる友人、同僚。
アナウンサーの姉、自由奔放な妹を持つ3姉妹のジョンイン。それぞれが問題を抱えながらも、お互いを必要とし、支え合う姉妹の絆。
周りの協力を得ながらも、お互いの思いを大切に少しずつ、少しずつ前に進んでいく等身大の30代男女と彼らを取り巻く友人、家族などを描いたドラマである。
ある春の夜にのキャスト
演出、脚本を手掛けた監督は、チョン・ヘイン出演作「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」を手掛けた方です。
今回出演している役者の多くは、チェ・ミンギョンやキル・ヘヨンなど「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」に出演していた方もいるので、「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」を視聴した方なら、馴染みのある役者さんが多く、楽しめるのではないでしょうか。
キャスト
ハン・ジミン:イ・ジョンイン役(30代、図書館司書、ギソクと交際)
チョン・ヘイン:ユ・ジホ役(30代、薬剤師 6歳の子を持つ父親)
キム・ジュンハン:クォン・ギソク役(銀行本社課長、ジョンインと交際)
イム・ソンオン:イ・ソイン役(アナウンサー、ジョンインの姉)
チュ・ミンギョン:イ・ジェイン役(大学院生、ジョンインの妹)
キル・ヘヨン:シン・ヒョンソン役(ジョンインの母親)
ソン・スンファン:イ・テハク役 (高校の校長、固定観念が強い)
オ・マンソク :ユ・ナムス役 (クリーニング店を経営)
キム・ジョンヨン:コ・スクヒ役(ジホの母親)
キム・チャンワン:クォン・ヨングク役(財団理事長、ギソクの父親)
メインキャスト二人のプロフィール
ハン・ジミン
名前:ハン・ジミン(한지민)
生年月日:1982年11月5日
身長:158cm
体重:43kg
血液型:B型
出身地:韓国・ソウル特別市
家族構成:祖母・両親・姉
出身校:ソウル女子大学社会事業部卒
事務所:BHエンターテイメント
幼い頃より両親が共働きということもあり、祖父母の手によって育てられ、現在も3世代で暮らし。
2003年、SBSドラマ「オールイン」でドラマデビューを果たします。
彼女のデビューは、当時中学校時代の体育教師の推薦によるもので、幼い頃から美貌の持ち主たっだ彼女は、
すぐに芸能界デビュー。積極的な活動は行わず、雑誌やCMなどに止め学業に専念していたそう。
本格的な芸能活動は大学入学以降から。
主な出演作品
・オールイン(2003年)
日本でも人気の俳優、イ・ビョンホン主演。ハン・ジミンはソン・ヘギョの子役時代を演じています。
・宮廷女官チャングムの誓い(2003年)
当時視聴率は57.8%と、世界的にもブームになったイ・ヨンエ主演「チャングムの誓い」では
頭脳明晰で友人思いである主人公の親友役を演じます。
・復活(2005年)
・イ・サン(2007年)
韓国でも大ヒットしたこのドラマは、彼女の知名度を一躍あげるきっかけになりました。
・屋根部屋のプリンス(2012年)
元JYJパク・ユチョン主演のファンタジーラブロマンス時代劇「屋根裏のプリンス」では、とてもキュートな女性を演じ、日本でも有名になりました。
・ジキルとハイドに恋した私(2015年)
・嫉妬の化身(2016年)
・知ってるワイフ(2018年)
日本でも2020年1月にリメイクドラマがスタート予定です。
・眩しくて(2019年)
チョン・ヘイン
名前:チョン・ヘイン(청해인)
生年月日:1988年4月1日
身長:178cm
体重:64kg
血液型:A型
出身地:韓国・ソウル特別市
家族構成:両親・弟
出身校:平澤大学校演劇演芸科卒
事務所:FNCエンターテイメント
大学入試の直後にスカウトされた事がきっかけで俳優に関心を持つようになり芸能界デビュー。
2013年、AOA「MOYA」のMVに出演。
翌年2014年ドラマ「百年の花嫁」で正式に俳優デビュー。
以降「ハイクラス〜私の1円の愛〜」「あなたが眠っている間に」など多くの話題作に出演。
2018年ドラマ「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」では爽やかな印象と可愛らしい印象の年下男性役を演じその名を全国区に。次世代若手韓流スターの仲間入りを果たします。
2016年SAF演技大賞ニュースター賞、2018年第54回 百想芸術大賞人気賞を獲得。
主な出演作品
・百年の花嫁(2014年)
・三銃士(2014年)
・ハイクラス〜私の1円の愛〜 (2017年)
・あなたが眠っている間に(2017年)
・刑務所のルールブック(2017年)
・よくおごってくれる綺麗なお姉さん(2018年)
今回ご紹介した作品はドラマに限っていますが、映画やCMにも多く出演し、ここ数年の活躍は目覚ましいですよね。
日本でも人気コン・ユ主演の韓国ファンタジードラマ「トッケビ」にも出演しているんですよ。
主人公ウンタクの初恋相手役として、野球のユニフォームを着た爽やかな好青年役でした。
見逃した方はぜひチェックしてみてくださいね!
「ある春の夜に」見どころ
「ある春の夜に」の魅力について、もっと詳しくご紹介致します!
ハン・ジミンのリアル過ぎるセリフや行動に注目!
ハン・ジミン演じるジョンインの言葉や、彼に対する態度、感情の機微が、どれもがとてもリアル。
まるで自分のことがドラマになったかのような感覚になることも。
ハン・ジミンの表情だけで感じられる心情にも思わず見入ってしまいます。
チョン・ヘインの可愛いイケメンパパに注目!
あのチョン・ヘインが子持ち?!という衝撃はどこへやら。
若くて可愛いイケメンパパに大変身。普段は子供を両親に預けているところからも、どこかまだ頼りない男性像が、女性の心を掴むのでしょうか・・。
図書館のシーンに胸キュン
個人的に好きなシーンの一つです。
図書館で働くジョンインを隠れて待つジホ。
「図書館」というキーワードが、青春っぽい初々しさを感じさせるポイントの一つになっているのではないでしょうか。
大人のドラマですが、中学生や高校生の時に感じる、キュンとした切ない感情が図書館での二人のやりとりに含まれているような気がします。
自然とドラマに溶け込むOSTに注目!
春の夜に交錯する、ジョンインとジホの心の機微に添うかのように自然と流れるOSTも注目です。
Jazzアレンジやアコースティックギターのサウンドが、夜のカフェにいるような、まさに春の夜に感じる、そよそよとした風を運んでくれるような感覚になりますよ。
おすすめ曲はこちら
・No Direction/Rachael Yamagata
・Spring Rain/Oscar Damber
等身大の男女が織りなす心情の機微
恋愛をすると周りが見えず、家族や友人でさえどうでもよく、大切にできなくなってしまう。
そんな経験が少なからずあるかと思います。
10代、20代は「好き」という気持ちだけで突き進めていたものが、30代、40代・・と年齢を重ねるうちに、抱えるものが変わっていきます。
ジョンインの場合は、家族、長年付き合った彼氏、そして彼氏の父親。ジホの場合は、両親、息子。
自分の信念は曲げたくないけれど、思いだけ押し通せば良い問題ではない。
愛する人を大切にしたい、一緒になりたい、そんな、恋をすると誰もが感じる葛藤や感情の機微をハン・ジミンとチョン・ヘインが巧みに演じています。
1人で生きているわけではなく、自分たちさえよければ良いというわけでもありません。
家族や、友人、同僚の支えがあって、今の自分があるのだということも改めて考えさせられました。
途中ギソクとのヒヤリとする三角関係がありますが、大きなドラマチックさはありません。
そんなドラマだからこそ、出演者の演技力がよく分かるドラマになっているのではないでしょうか。
韓国ドラマから垣間見れる韓国の文化やファッションをチェックすることが大好き。