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バガボンド(全16話)
2019年放送のSBSドラマ「バガボンド」は、韓国ドラマ「九家の書~千年に一度の恋~」で呼吸の合った演技を見せたイ・スンギ×ペ・スジ、「ジャイアント」の脚本家と監督がタッグを組んだ、アクションロマンスドラマ。
「星から来たあなた」のシン・ソンロクさん、「キム秘書はいったい、なぜ?」のファン・ボラさんらも出演しています。
2019年SBS演技大賞の韓流コンテンツ賞他4冠を受賞をした「バガボンド」。
その人気の秘密に迫ります。
バガボンドのあらすじ
チャ・ダルゴン(イ・スンギ)は甥を育てながら、自分の夢に向かってスタントマンの仕事をしていた。
しかし厳しい現実に直面しスタントマンを辞め、タクシー運転手として地道に生活するようになる。
そんな中、テコンドーの道場に通っていた甥のチャ・フン(ムン・ウジン)が、テコンドー示範団の一員としてモロッコに行くことに。
モロッコと韓国の国交50周年記念行事に甥が参加できる事を自分の事のように喜ぶダルゴンに対し、フンは生活のために夢を諦めた叔父を不憫に思っていた。
ダルゴンに素直に言えず、無視するような態度をとるフン。
11歳の甥が自分のことをそんな風に思っているとは知らず、なんとかフンと話そうと頑張るダルゴン。
1週間後、フンがモロッコへ旅立つ日。
ダルゴンはフンとまともに話せず見送りも拒否され、仕事に向かった。
「(韓国)仁川発モロッコ行きのB357便が海に墜落しました」
食堂で食事をしていたダルゴンは、このテレビの速報に耳を疑う。
死亡者のテロップに、フンの名前を見つけるダルゴン。
後日ダルゴンは、他の遺族とともに合同葬に参加する為、モロッコへ向かった。
到着した彼は空港のお手洗いである男を見かける。
顔に傷を持つその男は、フンが機内で撮影した動画に映る男とそっくりだった。
ダルゴンは甥の死の真相を知るために、その男を追いかけるが…。
バガボンドのキャスト
巨額の制作費、海外ロケ、ヒット作を生んだ脚本家と監督のタッグとともに、話題となったのが主演俳優の再共演。
再共演はなかなかないそうですが、”国民の弟”の愛称で親しまれているイ・スンギさんと、”国民の初恋”の愛称で親しまれているmissA出身のペ・スジさんが再共演しました。
それでは、お二人のキャラクターについて、ご紹介していきます。
チャ・ダルゴン役-イ・スンギ
甥を育てながら、アクション俳優を目指す元スタントマン。
亡くなった兄に代わり、兄の息子を養護施設から引き取って育てている。
有名な格闘技監督になってハリウッドに行く夢を持ちながら、スタントマンの仕事をしていた。
しかし経済的な理由からスタントマンをやめ、タクシー運転手に転職。
人一倍熱意があり、甥を溺愛している。
-代表作-
「キング〜Two Hearts〜」「君たちは包囲された!-アクシデント・ラブ-」「花遊記<ファユギ>」
コ・ヘリ役-ペ・スジ
モロッコの大使館に潜入している、国家情報院のブラック要員。
普段は愛想を振りまきながら可愛らしい契約社員のように振る舞っているが、国家情報院の要員としての任務を遂行している。
-代表作-
「ドリームハイ」「むやみに切なく」「あなたが眠っている間に」
キ・テウン役-シン・ソンロク
国家情報院の情報チーム長。
-代表作-
<見どころ①>呼吸の合った主演の演技が光る
※下の動画はネタバレを含みます。
Netflixが公式で制作しているYoutubeチャンネル「THE SWOON」。
Netflixで配信中のドラマのビハインドや、出演者のインタビューが見られます。
勿論、韓国ドラマ「バガボンド」を紹介する動画もあります。
どの動画でもイ・スンギさんとペ・スジさんは和気藹々としている印象を受けました。
上の動画は、イ・スンギさんとペ・スジさんが1話から4話までを視聴してリアクションするというものです。
撮影当時を思い出し、ねぎらいの言葉を掛け合っていました。
2人の相性の良さが演技にも出ています。
そんな主演のイ・スンギさんとペ・スジさんは、2019年SBS演技大賞でベストカップル賞を受賞しました。
素晴らしい相性の良さ以外にも、今作の見どころはまだまだあります。
新たなアクション俳優像を見せた、イ・スンギ
2019年SBS演技大賞の最優秀演技賞(ミニシリーズ部門)を受賞したイ・スンギさん。
2004年に歌手デビュー、その後は俳優にバラエティ番組の司会者とマルチに活躍されています。
デビューから15年以上経った現在でも、常に挑戦し続けるイ・スンギさんは、今までにいないアクション作品の主人公を演じました。
どんな主人公かと言うと、「特殊な軍事訓練を受けたこともなく、特殊な身体能力を持っている訳でもない一般人」です。
制作発表会の動画(4分40秒あたり)から、イ・スンギさんがこのドラマの主人公の特徴を語っています。
ほとんどスタントなしでアクションシーンをこなしたイ・スンギさんは、航空機墜落事故に巻き込まれた甥の死の真相を知りたいと切望する、主人公の思いを表現したアクションをしたそうです。
華麗なアクションを見せるのではない、新たなアクションヒーローを作り出した「バガボンド」。
イ・スンギさんのアクション俳優としての一面が見られる作品です。
数々の話題作に出演する、女優ペ・スジ
2019年SBS演技大賞の最優秀演技賞(ミニシリーズ部門)を受賞した、ペ・スジさん。
元アイドルというイメージがないほど、女優としての地位を確立している印象があります。
美しさと明るさ、定評のある演技力、長期の撮影に対応する忍耐力、危険を伴うアクションシーンへの集中力が作品を通じて感じられました。
これまでの作品で見せてきた正義感に溢れた可愛らしい女性という姿ではない、新しい姿が見られてよかったです。
イ・スンギ×ペ・スジ主演ヒット作「九家の書 ~千年に一度の恋~」
2013年放送の「九家の書 ~千年に一度の恋~」。
人間になるため「九家の書」を探す神獣を父に持つ青年(イ・スンギ)と、男装の女剣士(ペ・スジ)のファンタジーロマンス時代劇です。
「九家の書~千年に一度の恋~」では韓服を来た2人でしたが、「バガボンド」では時代も設定も全く異なるので、新鮮な気持ちで見れました。
「九家の書~千年に一度の恋~」が気になる方は以下記事もご覧ください。
<見どころ②>映像が綺麗
今作ではモロッコやポルトガルなどで撮影された、美しい風景が楽しめます。
制作記者会見で、イ・スンギさんがロケ地について「おそらく(2007年のアメリカ映画)「ボーン・アルティメイタム」の撮影場所とほぼ同じ場所で撮影をした」と語っていました。
アメリカ映画「ボーン・アルティメイタム」のロケ地といえば、モロッコ北部のタンジェ。
「ボーン・アルティメイタム」と見比べるのも、面白そうです。
ちなみに「ボーン・アルティメイタム」もNetflixで視聴可能です。
<見どころ③>ヒットメーカーの脚本家と監督
このドラマは、企画期間4年と言われている大作。
今作の脚本家と監督は、韓国ドラマ「ジャイアント」を手掛けたチャン・ヨンチョル&チョン・ギョンスン脚本家とユ・インシク監督。
最高視聴率40%以上を叩き出したドラマを作ったヒットメーカーです。
またユ監督と言えば、「ジャイアント」以外に「君たちは包囲された!-アクシデント・ラブ-」「浪漫ドクターキム・サブ」も手がけました。
今作は制作陣もキャストも実力派揃いなので、期待大な作品です。
最初から引き込まれる今作の1話で出てくる航空機墜落事故の場面は、映画を見ているような気分で臨場感溢れるシーンでした。
視聴者を引き込む作品です。
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イ・スンギさん、ペ・スジさんファンは必見の作品
イ・スンギさんは「花遊記」に続く除隊後2作目ながら、入隊していた時の雰囲気が残ったまま「バガボンド」の撮影していたそうです。
この作品では、そんな貴重なイ・スンギさんの姿を見れました。
またスジさんの新たな演技を見ることができて、より魅力的に感じました。
「バガボンド」を見るならNetflix。
下のボタンからNetflixのサイトに飛ぶことができます。
ちなみに、2020年10月放送のペ・スジさん主演「スタートアップ: 夢の扉」もNetflixで配信中。
気になる方は、下の記事も合わせてご覧ください。
韓国ドラマ好きで、作品を漁ってます。
特にラブコメが好きで、「美男ですね」のホン姉妹の作品が好きです。