■目次■
圧倒的に多い時代劇の男装女子
男装女子は主に時代劇中に生息する生き物です。
特に身分を隠すためや生き残るためなどのワケアリで、やむなく男装女子になるというストーリーが大半。
男にしてはきれいすぎる男装女子たちなのに、どうしてわからないのか不思議に思うことも。
ポンダンポンダン~王様の恋~(2017)
あらすじ
高3のダンビは修能試験をすっぽかし、将来が見えない不安に襲われていた。
たった1回の試験で失敗したら、私の人生終わりなんて虚しすぎる。
降りしきる雨に濡れながら、太鼓の音に誘われて水たまりの中に足を踏み入れるダンビ。
水たまりの向こうの世界では、雨乞いの儀式の真っ最中。
正面に見えるのは誰?王様?ドラマの撮影じゃなく…?
キャスト
おすすめポイント
タイトル「ポンダンポンダン」の意味は「ぴちゃん」「ぽちゃん」などの雨音。
主人公のダンビという名前は「恵みの雨」を意味します。
「ダンビをお恵みください」と雨乞いをしていたら、ダンビが現れたという言葉遊びがなんとも面白いです。
ウェブ漫画が原作で、短編ながら完成度も高く、男装女子のドラマのなかでも人気が高い作品。
私のチング(友達)も好きな男装女子ドラマに挙げていました(笑)。
雲が描いた月明かり(2017)
あらすじ
幼いころから男の格好をして生きてきたラオン(サムノム)は母と生き別れ旅芸人の親方と暮らす。
恋愛相談や代筆で生計を立てていたある日、両班の若君から恋文相手との代理密会を依頼される。
約束の場所にいたのは何と男?!正体を明かせと迫られたラオンは、男を落とし穴に置いて逃げてしまう。
ところが、借金のカタに内官(宦官)として売られてしまい、男性しか受からない内官にはなれないのにどうすれば…!
キャスト
おすすめポイント
みんな大好きパク・ボゴムの世子には文句の付け所もありません。
私はどちらかというと、ユジョンちゃんの演技がお気に入り。
色々なドラマの子役時代から見てきましたが、この作品ではとうとう主演デビューとなりました。
ああ、ほんときれいになって、大きくなったなぁ~♡
そういえば、チョン・ヘソンは「オーマイ・ビーナス」でもぽっちゃり役をやっていましたね!
ぽっちゃりする時は口の中に詰め物を入れているので大変そうです。
王の顔(2014)
あらすじ
宣祖(ソンジョ)王は自分の凶相を補う相の女人を探していた。
というのも即位前から王になってはいけない相だと言われていたからだ。
そして、王の相を持つ息子の光海君(クァンヘグン)を疎ましく思い、鍼でその相を変えようとする。
ある日、王宮に入った盗賊の娘カヒもまた女性として生きてはいけない相であり、宣祖の凶相を変える相の持ち主だった…
キャスト
おすすめポイント
顔相がテーマの珍しいドラマです。
ごく限られた人間しか知らないはずの王家に伝わる観相書「龍顔秘書(ヨンアンビソ)」の存在に波乱がまきおこります。
ヒロインのカヒは架空の人物なのですが、妖女と呼ばれる宣祖と光海君の親子二代に仕えた尚宮キム・ゲシがモデルなのだとか。
トキメキ☆成均館スキャンダル(2013)
あらすじ
家族のために男装して科挙の代筆でお金を稼ごうとしたユニ。
会場で依頼人と間違えソンジュンに声をかけてしまい、不正をしようとしたことがばれてしまう。
ソンジュンの働きかけで弟の名前で試験を受けたユニは、成均館の入学を許可される。
男だらけの寄宿舎生活で女とばれたら厳罰は免れないなか、ユニの毎日はハラハラドキドキの連続で…
キャスト
おすすめポイント
パク・ミニョンはこのドラマで人気を博し、トップ女優の仲間入りを果たしました。
パク・ミニョンといえば、最近立て続けに大人気ドラマに出演しましたね。
最近は美しさに磨きがかかっていて、同じ人間に見えないくらいです。
このドラマでは本当に個性的なキャラクターが多くて、シャレ男のヨンハ先輩、秘密が多いコロ先輩にも多くの人気が集まりました。
火の女神ジョンイ(2013)
あらすじ
朝鮮宣祖の時代。無念に亡くなった沙器匠(サギジャン)の父ウルタムのため、朝鮮最高の沙器匠をめざすテピョン(ジョン)。
実はテピョンは女性であることを隠していた。
そして、実の父はウルタムではなく、その出生には本人さえも知らない秘密が…。
少女時代は陶器よりも弓が上手で狩りを好み、山を駆け回るのが好きだったジョン。
そんな少女ジョンはある日山中で光海君に出会い、生まれてはじめて胸のトキメキを感じる。
そして、沙器匠テピョンとして光海君と再会することになり、時間とともに秘密が1つ1つ解き明かされていく…
キャスト
おすすめポイント
こちらは大作で全32回となっています。沙器匠という陶磁器を作る部署が舞台です。
このドラマでも光海君が登場。光海君の時代のドラマというのは非常に多く作られていますから、多種多様な光海君が存在することになります。
いろんな俳優さんの光海君を見比べるのも楽しいかもしれないですね。
ちなみに王様の名前の下に付く「宗」「祖」「君」の違いはご存知ですか?
「宗」「祖」…これらは亡くなった後、祀るために付けられる廟名(びょうみょう)というもので、生きているときの名前ではないんだそうです。
「祖」は在位中に特に大乱などを経験した王に付けられ、廃位された光海君や燕山君(ヨンサングン)は歴代王には数えられているものの廟名はつけられていません。
男装女子、現代劇にも発見?!日本にも?!
現代ではファッションが多様化しているので、パンツを履いているから男、スカートを履いているから女、というわけにはいきません。
しかし、実は現代にも、そして日本にも男装女子が若干生息していることを確認しました。
タイトルと簡単な情報だけのご紹介ですが、これらは日韓両国で大ヒットしたドラマですので、記憶している方もたくさんいると思います。
「あれあれ!見たことある」「面白かったよね、もう一度見たい!」と思うこと請け合いです。
見たことがある方もぜひもう一度ごらんください。
美男ですね(2009)
キャスト:チャン・グンソク、パク・シネ、イ・ホンギ(FTISLAND)、チョン・ヨンファ(FTISLAND)
豆知識:2011年日本でリメイクされました。(キャスト:瀧本美織、玉森裕太、藤ヶ谷太輔、八乙女光、小嶋陽菜)
花ざかりの君たちへ(2012)
キャスト:ミンホ(SHINee)、ソルリ(f(x))、イ・ヒョヌ、ファン・グァンヒ(ZE:A)
豆知識:中条比紗也の漫画が原作。日本では2度ドラマ化。台湾ではなんと日本に先がけて制作されています。
2007版 キャスト:堀北真希、小栗旬、生田斗真、水嶋ヒロ、岩佐真悠子
2011版 キャスト:前田敦子、中村蒼、三浦翔平、桐山漣、柏木由紀
2006 台湾「花樣少年少女」 2006年の最高視聴率を獲得。
韓国ドラマ歴12年、韓国語学習歴7年。
日韓友好の橋渡しになるのが夢!